安全に対する取組み

2.的確な運行管理体制

各支店、営業所等運行管理拠点に運行管理者を配置し、24時間体制でバスの安全運行を管理しています。

(1) 厳正な点呼執行を行っています。

運行管理者は、乗務開始前及び乗務終了後、乗務員に対し厳正な点呼を行い、飲酒の有無、健康状態、車両の日常点検等の確認を行うとともに、気象情報、道路情報の伝達、事故防止等業務に関する適切な指示を行っています。

  • 乗務点呼の執行状況

  • 飲酒検査の状況

(2) 最新型の飲酒検知器を確実に使用しています。

酒気帯び運転や飲酒事故を防止するため、出勤時及び勤務終了時には必ず顔写真や測定結果が記録される飲酒検知器を使用し、飲酒状況の有無をチェックしています。

行き先地からの電話点呼の際も、遠隔地対応型の飲酒検知器を使用し、測定結果を測定時の写真とともに、携帯電話のメール機能によって送信させることで、運行管理者がリアルタイムでチェックできる体制となっています。

  • アルコプロII本体と記録用パソコン

  • アルコプロII本体と記録用パソコン

(3) 高速乗合バス運行における休養を確保しています。

高速乗合バスでは、路線毎にあらかじめ決められたサービスエリア等において所定時間の休憩を取るほか、安全の確保に必要に応じて、サービスエリア等で休憩できる体制を取っています。

長距離夜行バスの場合は、途中で乗務員交代を行い、さらにサービスエリア等で所定時間の休憩を取りながら運行することにより、疲労防止、居眠り運転防止を図っています。

また、各支店には乗務員宿泊施設が完備されており、乗務員の休養、宿泊に活用しています。

  • 仙台支店宿泊室

  • 仙台支店1Fの案内板

(4) 通信型ドライブレコーダーを搭載しています(高速バス全車両)

当社の高速バス全車両に常時通信型のドライブレコーダーを搭載しております。
ドライブレコーダーには通話機能及びGPSが内蔵されており、支店の端末で現在位置を把握しながら乗務員と通話することができます。
運行管理者がリアルタイムなバスの走行位置を把握することで、運行中の乗務員に対し、より的確な情報の提供や運行指示を行い、安全運行に努めています。

(5) 運行管理拠点ネットワークを活用しています。

当社は、山形県を除く東北5県に支店、営業所等の運行管理拠点を有しており、気象情報、道路情報等の情報提供を始め運行管理全般について連携を図っています。また、車両トラブル等異常事態が発生した場合には直近の運行管理拠点から迅速に応援対応が取られる体制となっています。

また、当社では、終点地域のバス会社との共同運行も行っており、相互に対面点呼を行う等運行管理面でもしっかりと協力体制を確保しています。

当社の運行管理拠点ネットワーク